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執筆者の写真武田 陽司

昭和の里帰り・・のお話し

更新日:2022年5月13日



こんにちは。

GW真っ只中ですね。

旅行や、普段家庭で出来ない事をやったり、農家の皆さんは田植え作業がピークになる時期ですね。

GWを利用して、里帰りし久しぶりの再会を喜んでいらっしゃる方も多いと思います。

今日は、以前勤務していたデイサービスでご利用者から聞いた「里帰り」のお話しです。

今から、10年以上前、大正生まれの方から聞いたお話しです。

当時は、嫁ぎ先で姑さんの指導の下、新居での慣わし、仕来たりを教わりながら早朝から深夜まで、家事、子育て、農業に明け暮れていたとの事。

「昼飯たばこ、しちょー時間も無かったよ・・」

そんな中、年に2度、お盆とお正月に里に帰るビックチャンスがあるのです。

お盆、正月と言っても、当時は親戚中が集まり、ご婦人方は料理やお酒を振る舞いおもてなしをするのが恒例です。

里に帰れるのは、この恒例行事が終わってから・・

年に2度の里帰りがとても楽しみだったとの事。

背には、乳飲み子を負い、右手は幼い子の手を引き、左手には1~2日分の荷物を持ち、2里も3里も山道を歩いて里に帰った。

ただ、その道のりは全く苦ではなかったとの事。

むしろ、里に帰り、親兄弟に会えると言う喜びでとてもワクワクする時間だったようです。

このお話しを聞いた時、私はとても感動し、「ほっこり」した気分になりました。

今や、令和の時代・・

姑さん達も時代と共に考えが変わり、何時でも?? 気軽に車や新幹線などで里帰りができる時代に感謝ですね。

ちなみに私も、幼いころ、母、祖母の実家に行く事が楽しみだった事を記憶しています。

チリ紙に包んだ小銭をお小遣いとしてもらった事も懐かしい思い出です。

一世代後なので、車で行きましたが・・☺



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